よるっこめのパヤタイ日記                      ~over the barriers of the languages~

日本・ガーナ・イギリスで理学療法士として活動。現在はバンコクで高齢化対策に従事。

Wedding project in Sicilia 2019 -ご祝儀問題-

会費制の結婚式というものも、最近では選択肢の一つになりつつあるようですが、まだまだごご祝儀制の結婚式が主流(だと感じる)の日本。

 

比べてイタリアではご祝儀という、出席者全員が持ち寄らなければならない、お祝いのためのお金はなく、贈り物制が伝統的に主流であったよう。

最も伝統的なスタイルについて。

イタリアには結婚式の贈り物を扱うデパートやファニチャーセンターがあります。新郎新婦カップルがあらかじめいずれかのデパート等を指定し、その商品の中で欲しい物リストを作ります。それを前述のデパートへ渡しておき、結婚式参加者には指定のデパート等に式当日までに行ってもらい、リストにある物を購入してもらうと。新郎新婦の自宅へ配送指定か式当日に手渡しかどちらかを選べる。というもの。

 

非常に興味深い。新居で必要な生活物品を結婚式を機に、祝ってくれる皆から寄付してもらう、という合理的なシステムです。面白いのは、例えばこれがご祝儀制とかだと、新生活の為や結婚式費用へのバック、等ではなく、頂いたお金を別の事に使っちゃったりの可能性も高いんだろうなぁという想像できること。ハネムーンとか、次のホリデーとか、アイフォン10買っちゃえとか。イタリアっぽい。
なので、確実に新生活で必要な物自体を頂けるという方が、イタリアでは確実に実用的、合理的なのでは、と考えます。苦笑

 

さて、これは伝統的な方法です。今でもこのような方法にのっとるイタリアンも多いようですが、昨今はイタリア国外に住むイタリア人で、故郷で挙式、という私たちのようなカップルも増えてきております。新居に必要な生活物品、、、タイまで送ってもらえるのかしら・・・?

今回の場合、ゲストも国外からが多く、彼らにとっても移動・宿泊にコストがかかります。(イタリアでは新郎新婦は、ゲストの移動費や宿泊費の負担を(一部でも)しなければらないという事はなさそうです。)

ですので、私たちは物品であってもお金であっても、基本はいらない、というスタンスで行きたいと思っています。ただ、やはり皆さん気を使って何かしらギフトであったりお金であったり用意をした方が・・と思わってくださるようです。

なので、招待状等に“ギフトやご祝儀は結構ですが、何かという方は別途ご相談ください” “ギフトやご祝儀は結構ですが、何かという方は重くなく割れない物、もしくはハネムーンへの寄付金をお願いいたします”くらいの文言を添えようと考えています。

 

違う事ばかりで発見が楽しいです。

パートナーも文化の異なる私との共同作業で、新しい方法を見つけて実行していく事を楽しんでくれている様です